第1回 Zoom 文法あれこれセミナー - 2022.07.22 Fri



イタリア語に限らず、語学の勉強方法は人によってそれこそ様々で、何が一番効果的なのかを言うことなんてできませんが、大人になってからの語学学習は、特にその言語を母国語としない国で勉強している場合は、その言語の特徴や文法の仕組み、文章構造など、少なくとも基本的な部分だけでもしっかり理解することが大切なのではないかと思います。そうでないと、自分で正しく文を組み立てながら書いたり話したりできませんし、相手が言っていることも理解できません。ブロークンでもいい、通じさえすればいい、ということなら話は別ですが、せっかく勉強しているんだもの、できるだけ正しく使えるようになりたいですよね?
そこで!日頃のレッスンを通して見えてくる、日本人が苦手な文法項目を拾い出し、オンライン形式で参加者の皆さまに解説していくセミナーを、定期的に(たまに不定期


題して、『イタリア語文法あれこれセミナー』

本日は、その第1回目のお知らせと参加者募集です。



解説も、使用する教材も日本語ですが、例文は当然イタリア語です。それぞれの例文の詳しい文法説明はありませんので、これまで全く学習したことがない方は、申し訳ないですが対象外となります。



forza_kst@jcom.zaq.ne.jp 宛てに、下記の3点をコピペいただき、ご入力の上、メールにてお申込み下さい。件名 には 『7月22日セミナー申し込み』 とご入力下さい。
① お名前
② メールアドレス(Zoomリンクと、後日お送りする教材の送り先)
③ 電話番号
お申込みが5名様以上になった段階で、先着15名様に、参加決定のお知らせとお振込み先の詳細をご返信致します。
海外にお住まいの方ももちろん歓迎です!日本時間21:00開始でご都合がつく場合はぜひご参加下さい。

詳細は個別にお知らせ致します。

開催日前日にリンクをお送り致しますので、お申込みの際、リンク送付先のメールアドレスを必ずご連絡下さい。

さて、なぜ第1回目のテーマが『他動詞と自動詞の違い』なのか?
それは、イタリア語を勉強していく上で、この2つの区別がめちゃめちゃ大事だからですっ!まずは押さえておきたい重要ポイント!これをあやふやなままにしておくと、これから先あちこちで壁にゴンゴンぶつかって、おでこがコブだらけになること請け合いです。
動詞の勉強が始まって、初級、中級と進むにつれて、実際色々なところでこの両者の違いが問題になってくるんですね。分かっているかどうかが試されるわけです。逆に、分かっていると理解も断然早くなる。だから、早め早めに手を打っておきましょ!

セミナーでは、両者の違いを初め、同じ他動詞でも色々あるパターンを例文を通して解説していきます。動詞を特徴別に分類して理解しておくと、色々な場面で絶対役に立ちますよ!
セミナー終了後、使用した教材を参加者の皆さまにメール添付の形で差し上げます。ご自身の学習に使用する範囲にとどめ、他への転送、営利目的・商用利用は固くお断り致します。
オンラインでのグループレッスン形式は、私も実は初めてなので今からドキドキです。

たくさんの方のご参加をお待ちしております!
尚、この度、Instagram でも "circolo_massimo" のアカウントを立ち上げました。これからセミナーや教室からのお知らせをブログとリンクさせて配信していきますので、フォローのほど何卒よろしくお願い致します!



Circolo Massimoイタリア語教室からのお知らせ - 2022.04.14 Thu



皆さん、冠詞は好きですか?
好きなわけないですよね。ていうか、だーい嫌ーい!

英語のように、a と the だけならともかく、un、uno、una、un'、il、lo、l'、i、gli、la、l'、le と12個もあるのはなんでなんだYO!英語は some 1個なのに、del、dello、dell'、dei、degli、della、delle と7個もあるのはなんでなんだYO!と思いますもんね。
しかも、前置詞と定冠詞が隣り合うと al とか alle とか、nei とか negli とか勝手に合体するし、基本的に冠詞はつけるけど、こういう時は要らないよ、とかめんどくさいこと言うし。

こんな顔になっちゃうのも分かりますって。

そんな貴方・貴女(自分も含めて)に朗報です!


冠詞に特化した解説書&練習問題を入手しました!
"TUTTO QUELLO CHE DOVETE SAPERE SUGLI ARTICOLI ITALIANI"
イタリア語の冠詞について、あなたが知っておくべき全てのこと
「全て」ですよ、「全て」!こ、これは頼もしい!
【ヨーロッパ言語共通参照枠 A2~B2レベル】


1. 冠詞とは
2. 定冠詞の形
3. 不定冠詞の形

4. 地理的名称と冠詞
5. 名前、苗字、愛称と冠詞
6. 所有格と冠詞

7. 定冠詞と不定冠詞の使い分け
8. 冠詞有りと無しの使い分け1
9. 冠詞有りと無しの使い分け2

10. 部分冠詞
11. 冠詞前置詞

12. 動詞、形容詞、副詞、接続詞の名詞化

13. 文脈の中の冠詞

冠詞をつけるべきものと、つけなくていいものが YES と NO で書かれていて分かりやすい!

各章に練習問題もドッサリ!

レベル : 冠詞の「か」の字からスタートなので、1ページ目には、「冠詞とは、名詞の左側に置かれる言葉です」とあります(笑)。そこから、名詞の性・数に応じた定冠詞と不定冠詞をおさえ、うんうん、この辺はさすがに大丈夫だよ、などと言いながら進んでいくと、いつ、どういう時にどの冠詞を入れるべきか、あるいは入れないべきかといった、徐々に複雑な内容になっていき、時には、冠詞のこんな使い方もあるんだ!みたいなサプライズもあり、最後は、長めの文章の中で、文脈を考えながら冠詞を入れていく練習ができるようになっています。
レッスン方法: 毎回テキストのコピーと解答をお渡しします。自宅で解説部分を読み、練習問題をやって、次回のレッスン時に、不明点などをご質問下さい。他の教材との併用も可能です。
入手したばかりのテキストなので、私自身もまだ取り組み始めたばかりです。知っていたこともあれば、知らなかったこともあり、知ってはいたけど、あ~そういう理屈か、と改めて確認できたものもあり、楽しみながら進めています。
日本語にもいっそのこと冠詞があれば良かったね。そしたらこんなに苦手意識をもつこともないのにね。でも、イタリア語話者にとって冠詞は必要欠くべからざるアイテムだから、覚えられないからといって勝手に割愛してはいけないのだ。というより、とりあえずなんでもいいから冠詞は付けとけ!

以上、新しい冠詞のテキストのご紹介でした。
冠詞は、イタリア語学習における永遠のテーマ。何年勉強したって、100%完璧に使いこなせるようになるなんて、まず無理なことなんだと思います。
でも、ある程度は理解を深めておきたいではありませんか!
ご興味のある方は、いつでもご連絡下さいね。
リスニング力をアップさせるには - 2021.10.05 Tue

Datevi da fare!
がんばってね~
緊急事態宣言が解除されると共に台風がやってきて、え?大丈夫?ガチでぶつかったりしない?と大いに心配しましたが、10月3日、第53回実用イタリア語検定が無事実施されましたね。いや~良かった良かった。
Circolo Massimoの生徒さんも、4級から1級まで計12名がエントリーされ、今頃どうしてるかなぁ、実力出し切れたかなぁ、と私もそわそわ落ち着かない1日を過ごしましたよ。
そして、その後皆さんから続々メールが。
文法はまーまーだったけど、長文で撃沈した人


ヒヤリング、ヤバい!

うーむ。やはりそこか・・・。
日常的に、あら、イタリア語が聞こえてきたわ、なんてことはほぼない日本において、イタリア語を聞き取る力を養うには、自発的にイタリア語を聞く時間を作るしかありません。それも毎日、一定量を継続的に。でも、聞いているだけではダメですよね。「音」が通り過ぎていくだけですもん。何度も聞いて、何度も音読する。聞いては言う。聞いては言う。この繰り返しで、徐々に単語やひと塊の文が脳内に浸み込んでいって、耳から入るイタリア語に対する反応が早くなる。
はず。
生徒さんの耳に私が魔法をかけることはできないから、「リスニングができるようになるにはどうしたらいいですか?」と聞かれるたびに、それはもうテキスト付属のCDなり、検定の過去問なり、ネットのニュースなり、ネイティブがYoutubeにアップしている動画なりを、ご自身で何度も聞いて、口に出して真似てみる、これを繰り返して耳を訓練するしかないです、と言ってきました。
言ってきたんですが、口に出して言うだけじゃなくて、聞き取ったものを正しく書く。つまりはディクテーションって、その言語を理解する上でとても大切なんじゃないだろうか、と最近すごく思うようになりました。
正しく書くには、単語のスペルをちゃんと分かっているかどうかはもちろんだけど、耳で聞く「音」と実際のつづりにギャップがあったとしても、正しくそれを文字に起こせるかどうかが問題なわけで、それは、「耳で聞く」ネイティブの発音と同じように、日ごろから自分も発音できているかどうか、ということになってきます。だって、正確に発音できていないものは、聞いても聞き取れない。単語レベルでも、文章レベルでも。
たとえば、
コーメ と コメ
ドーヴェ と ドヴェ
クアーレ と クワレ
が
come と com'è 「どのように」と「どうですか」
dove と dov'è 「どこ」と「どこですか」
quale と qual è 「どれ」と「どれですか」
であることを意識しているか。
ノナッビアーモファット
ノネミーオ
パオロエベッロ エデタントスィンパーティコ
オウナプンタメント
と聞いて
Non abbiamo fatto 私たちはやらなかった
Non è mio 私のではない
Paolo è bello ed è tanto simpatico パオロはカッコよくて、感じがいい
Ho un appuntamento 私は約束がある
と書けるか。ノン・エ・ミーオではなく、ノネミーオと発音できているかどうか。
Preferisco l'inverno all'estate. 私は夏より冬の方がいい
Domani ti porto allo zoo. 明日、君を動物園に連れていってあげる
Grazie per aver accettato il nostro invito per l'intervista.
我々のインタビューに応じて下さり、ありがとうございます
といった文でも、
プレフェリスコ リンヴェルナッレスターテ
ドマーニ ティポルタッロゾー
グラッツィエ ペラヴェラッチェタート イル ノストリンヴィート ペリンテルヴェスタ
のように気こえると思うんです。
つまり、
① 単語のスペルと発音を正確に覚えて
② 「のの」と聞いたら non ho、「ペラヴェラッチェタート」と聞いたら per aver accettato と、リエゾンの構造を理解し、瞬時に文字が浮かぶようにして
③ 文全体を、正しいイントネーションで読めるように練習する
④ ①~③をしっかりやっておかないと、聞き取るイタリア語がまるで別物のように聞こえてしまって書きとれない
⑤ 書きとれない、ということは耳で聞いても意味が取れない

今回これを書いていて、大昔フィレンツェの語学学校に留学していた時、授業の中にディクテーションの時間がずいぶんあったことを思い出しました。10行ぐらいの文を何度も何度も聞いて書き、耳で聞いた「音」と、文字起こしされたものの違いをチェックさせられました。何度も聞くから、いやでも文ごと覚えちゃったりして。
「聞いて書く→書けると聞ける」というのは、一見関係ないようでいて、実は双方向に大事なつながりがあったんだなぁと、今さらながら気づかされた思いです。
リスニングのスクリプトを読んでも、ほとんど単語を知らなかったり、文の意味が全く分からない場合は、それは耳の問題ではなくて、まだ基礎学習が足りていない、ということなので、土台をしっかり勉強すればいいだけのことなんですね。
一方、聞き取れなくてもスクリプトを読めば大体意味が分かる場合は、耳が追い付いていない、あるいは上記の①~③ができていない、という可能性があるでしょう。
また、英語学習の世界でもよく言われているように、「ネイティブが話すように」発音練習をする、というのが、結果的に聞き取る力をアップさせることになるのだと思います。「アップル」ではなく、「アポー」と日頃自分も発音していたら、「アポー」と聞いてすぐに apple が頭に浮かぶように。イタリア語は英語と違って、単語のスペルと実際の発音が大きく乖離することはうんと少ないので、文章レベルで正しく読めるかどうかが大事になってきますね。

というわけで、前置きが長くなりましたが、とあるテキストを使って、「発音とヒアリングの向上」を目指したレッスンを考え中です。
少なくとも10回は同じ文を「聞く・書く・読む」を繰り返す、体育会系レッスン!


よし!負けないぞっ!


Circolo Massimoイタリア語教室からのお知らせ - 2021.10.01 Fri
Circolo Massimoイタリア語教室からのお知らせ - 2021.05.02 Sun



皆さま、こんにちは。
楽しい楽しい楽しいゴールデンなウィークをどのようにお過ごしですか!(ヤケ)
遠くに行っちゃダメ!お酒飲んじゃダメ!しゃべっちゃダメ!とダメダメづくしの中、じゃあ家でイタリア語勉強するしかないじゃん?と机に向かった、そこの貴方に朗報です。



イタリアに行くと、駅やバールや市場などの様々な場所で、自分の要望を伝えたり、人に何かを尋ねたりしなければいけなくなることも多いわけですが、どんな風に言うのが自然なんでしょう?
今回は、それぞれのシーンに合ったイタリア語表現を教えてくれるテキスト、その名もズバリ、『Come si dice? どう言えばいいの?』を仕入れましたので、ご紹介します。


Moar君が、バスに乗ったり、洋服買ったり、郵便局に行ったり、はたまた家を探しちゃったりもするんですが

フレーズはどれも簡潔で、大事なポイントだけを押さえた、ぜひとも覚えておきたい表現ばかりです。
イラストも可愛いし、各場所の様子をかなり忠実に描いているので、見ているだけで現地に行ったような気分になりますよ。

『どう言えばいいんだろう…』
















気がつきました?気がつきましたよね!
そう、場所によって前置詞が違うことに注目~!

各課には、知っておきたい、というか、知っておかなくちゃいけない情報が必ず一つ書いてあります。
ちなみに、こちらは『駅で』の情報で、「乗車券の刻印は、電車に乗る前にしなければいけません。刻印機は、駅のホームあるいは乗車券売り場にあります。」とあります。

各課の最後には、練習問題もあります。
関連の単語も覚えられますね!
レベル : ページが進むにつれて難易度が上がる、という作りではなく、どの課も同等の文法レベルです。冠詞、名詞、形容詞、前置詞、規則・不規則変化動詞の現在形の人称変化の学習を終えた初級レベル以上。
レッスン方法: 毎回テキストのコピーをお渡しします。会話文の意味をしっかり理解した上で、まるでその場にいるかのように、声に出して読む練習をします(残念ながら音声教材はありません)。練習問題はご自宅でトライ。出てきた単語(たとえば、「切符売り場」「刻印機」「バス停」など)を暗記して、次のレッスンでチェック!というのも語彙が増えていいでしょう。
イタリアに行ける日がいつ来るのかは全く分かりませんが、その日が来るまでのシュミレーションとして、あらゆる場面で使える表現や単語をバッチリ身につけましょう!
ご興味がおありの方は、いつでもご連絡下さい!

Circolo Massimoイタリア語教室からのお知らせ - 2020.12.19 Sat



年も押し迫ったこの時期に、久々に新しいテキストのご紹介です。
東京は高田馬場にある文流。日本とイタリアの架け橋として長年様々な活動をされている会社ですが、そこの洋書部に前から行ってみたくて、先日やっと果たしました。
現在の社長さんは、ミラノにいた小中学生時代の1年先輩である西村徹夫さんなんですが、何年ぶりか分からないくらい久しぶりに、それも急に行ったのに、一目見るなり分かって下さり、嬉しい反面、私ってもしかして小学校の時から顔変わってない?!とひっそり狼狽。でもそんなのおくびにも出さずにさっそく本探しに没頭しましたよ~。
散々迷ったあげく、今回は学習者の皆さんのお役にすぐ立ちそうな2冊を選びました。



イタリア語には過去時制が4つありますが、「食べました」「行きました」など、最もひんぱんに使われるのが近過去。
近過去は、「助動詞avereあるいはessere+過去分詞」で作るわけですが、どの動詞にはどっちが必要なのかがまず問題になってきます。覚えるしかないんですが、ベースになるルールはもちろんあります。
このテキストは、そんな一番大事な基本ルールを、たくさんの練習問題を通して教えてくれますよ。
でも、それだけじゃありません。それぞれの動詞の過去分詞の形はもちろん、自動詞と他動詞両方の意味をもつ動詞の助動詞は?「~したい」「~できる」「~しなくてはいけない」を表す従属動詞の近過去は?「それを見ました」など近過去に代名詞を入れる時の注意点は?近過去と副詞の位置関係は?などなど、『近過去』という時制をあらゆる面からテッテーテキに掘り下げた内容となっております。
(ヨーロッパ言語共通参照枠 A1~B1レベル)
目次はこんな感じ。
1)他動詞と自動詞、2)助動詞avere、3)助動詞essere、4)avereとessere両方をもつ動詞、などなど・・・


問題の一例。ただの穴埋め練習問題じゃつまんないですが、一連のストーリーになっているものの空欄に正しい助動詞を入れていき、尚且つ、その過去形にした動詞が他動詞なのか自動詞なのかを整理していくようになっているのが、とてもいいと思います。動詞の種類を把握することが、近過去のみならず、イタリア語を学習していく上でものすごく大事なことだからです。

全て現在形で書かれている文章を過去時制にしていきます。
「生まれた」「引越した」「書いた」「始めた」などなど、助動詞essereとavereを瞬時に判断し、それに過去分詞をチャッと従える。一つの動詞につき0.3秒くらいのスピードでお願いしますよ~


イタリア語で日記を書いたり、今日やったことを人に伝えたりする時に必要不可欠なことなので、こういった練習問題でトレーニングしていくのはいいですよね。
レッスン方法: 毎回テキストのコピーをお渡しします。解答もお渡ししますので、練習問題をご自宅でやっていただいた後、ご自身で答え合わせができます。次回のレッスンで、よく分からなかった箇所や、意味を確認したい文など、何でもご質問下さい。
他の内容の学習と並行して、このテキストを少しずつ進めていくのもいいと思います。


芸術のためのイタリア語
以前ご紹介した『L'italiano per la cucina 料理のためのイタリア語』に続く第2弾、今度は芸術を通してイタリア語を学んじゃおう!というテキストです。
コロッセオ、ローマのナヴォーナ広場、ボッティチェッリの『春』、ダ・ビンチの『最後の晩餐』、ミケランジェロの『ダビデ像』などなど、世界に名だたるイタリアの芸術作品10点に関する解説、歴史、専門知識や用語が所狭しと載っているんですが、面白いのは、それぞれを通して形容詞や代名詞、時制、位置関係の表現など文法事項も学べるようになっていることで、練習問題もたっぷりついています。
ダヴィデ像を使って身体の部位の名称を覚えることもできるし、アルテミジア・ジェンティレスキ作『ホロフェルネスの首を斬るユディト』の血だらけの絵では、「血」「遺体」「シーツ」などの語彙を増やすこともできますよ!

(ヨーロッパ言語共通参照枠 A2~B1レベル)
目次はこちら。


各課はまずリスニングからスタートします。
たとえば、第一課の『コロッセオの初日』では、紀元80年、この円形競技場の完成式典を兼ねたグラディエイター同士の戦いの、臨場感たっぷりの様子を聞くことができます。その内容に関する問いの後には、人の感情を表す形容詞や、近過去と半過去の問題が(笑)
(音声を聴くには、出版元であるALMA社のHPより登録する必要があります。)

古代ローマ時代の様々な建築様式の名称や、建物の各要素の名前も覚えられます。
テキストと百科事典を兼ねている感じ?

絵の中央にはヴィーナスがいて、彼女の上にはキューピットがいて・・・。
ボッティチェッリの『春』を題材に、まさかの位置関係表現の習得だ!


トンマーゾはクルクルヘアーで髭づら、イエスを見つめて指を天に向け、シモーネはハゲで髭づら、手を広げて驚きのポーズをしている・・・。さー、どの人のことを言ってるでしょうか?
今度は、畏れ多くも『最後の晩餐』のメンバーを使って、見た目やしぐさをイタリア語で言えるようにしようって?

ちなみに、これの次のページには、各自のセリフは次のうちのどれでしょう、という、これまたナイスな練習問題が控えています。
レッスン方法: 毎回テキストのコピーをお渡しします。ご自宅でじっくり読まれて、イタリアの芸術作品の世界に浸って下さい。練習問題の解答もお渡ししますので、ご自身で答え合わせをした後、内容や意味を確認したい箇所などがありましたら、レッスン時に何でもご質問下さい。
このテキストでレッスンするというよりは、趣味として、楽しみながら芸術を学ぶのに適していますので、他の内容の学習と並行して、こちらを少しずつ進めていくのがいいと思います。
ヨーロッパ言語共通参照枠の一番下から2番目のA2~となっていますが、リスニングや長文の内容は、歴史的背景のある専門用語や、日常使わないような単語も多いので、辞書はたくさん引くことになるでしょう。文法的にも中級レベル以上、実用イタリア語検定3級以上、そしてなんといっても、イタリアの建築や絵画、彫刻が大好きな方に向いていると思います。
以上、新しく導入した2冊のテキストのご紹介でした。
ご興味がおありの方は、いつでもご連絡下さいね!

高田馬場「文流」はこちらです。
ビル2階の小さなドアをくぐると、膨大な数のイタリア語書籍がドドーンッ!と並んでいてビックリします。そこに立つと、まるでフィレンツェのFertrinelli書店にいるよう・・・

ぜひ皆さんも行かれて下さいね!
Circolo Massimoイタリア語教室からのお知らせ - 2020.09.01 Tue
Circolo Massimoイタリア語教室からのお知らせ - 2020.05.19 Tue



ハイ、またまた新しいテキストのご紹介ですよ~。
もうね、イタリアに行けないどころか、地元の書店もコロナのせいで臨時休業だし、都会の大きい書店にも行くのを憚られるご時勢なので、ネットで買うわ買うわで勢いが止まりません。


今回ご紹介するのは、『passato prossimo e imperfetto 近過去と半過去』と、『100 dubbi di grammatica italiana イタリア語の100の疑問』の2冊です。


近過去と半過去
まずはこちら。入門から初級に進んだあたりで、誰しもがブチ当たる最初の壁、近過去と半過去の使い分け。
「食べた」と「食べてた」の違いは分かる。「寝た」と「寝てた」も分かる。じゃあ、「綺麗だった」「いい天気だった」「人がたくさんいた」はどっち??
この本は、まずは近過去の用法をかなりの量の例文や練習問題でもって叩き込み、それが終わったら次は半過去を徹底的に押さえ、そして最後に両者の使い分けをこれでもか!と問うてきます。イタリア語のレベルA1からB2を網羅しているので、基本の「き」からスタートして、最後はかなり複雑な内容となっています。
近過去と半過去を制す者は、ある一定の日常会話を制す!と私は勝手に思っているんですが、逆を言えば、関係代名詞とか命令法とか、そんなの覚えろとは言いませんから、せめて近過去か半過去か!キンかハンか!はマスターしましょうね、と強くお願いする次第です。


両者の使い分けを日本語で学習され、さらに知識を深めたい方に向いています。解説や問題文も全てイタリア語ですので、ある程度読める必要があります。
(ヨーロッパ言語共通参照枠 A1~B2レベル)

目次は至ってシンプル!
1)近過去を使った過去
2)半過去を使った過去
3)近過去それとも半過去?
4)近過去と半過去について他に知っておくべきこと
以上。
最初は、近過去の過去分詞の形や、助動詞の使い分けなど、ごく簡単なことからスタートします。

終わりの方になってくると、使われている単語もやや難しくなってきて、やり応えバッチリです!

レッスン方法: 毎回テキストのコピーをお渡しします。練習問題をご自宅でやっていただき、次回のレッスン時に答え合わせと、内容の解説を致します。他の内容の学習と並行して、このテキストを少しずつ進めていくのもいいと思います。


イタリア語の100の疑問
2冊目のこちらは、タイトルが示しているように、イタリア語を学習していく中で湧いてくる(ことが多いと思われる)100個の疑問に答えてくれるテキストです。
たとえば、「定冠詞?不定冠詞?」「arancie? arance?」「Ho voluto? Volevo?」「ピリオド?カンマ?コロン?」などなど、恐らくは多くの学習者が、あれれ?これはどうなってるんだっけ?と疑問に思うことを解説してくれて、それに関する練習問題がそれぞれ載っているという、痒いところを掻いてくれる孫の手のような内容です。
A1からC1、つまりは、6段階のレベルのうちのトップを除いた全てを網羅しているので、文法事項の学習をほとんど全て終えられた方が、細かいところも押さえておきたい場合、あるいは、初級~中級の方が、文法学習と並行して関連事項を把握するのにも向いています。
(ヨーロッパ言語共通参照枠 A1~C1レベル)

冠詞関連の 「il vs un」「il vs lo」から始まって、形容詞と副詞がゴチャゴチャしがちな「molto vs molti」「meglio vs migliore」、頭が痛い定番の「ci vs ne」などなどなど・・・
複数形になると、男性名詞と女性名詞の2パターンあって、それぞれ意味は同じだったり、全く違ったり・・・。
個人的にワタクシ、これ苦手です。


他動詞のfareと、使役のfare+不定詞。イラストがあると分かりやすいですね~。

レッスン方法: 毎回テキストのコピーをお渡しします。各項目の解説部分をレッスン内で勉強し、練習問題を宿題としてご自宅にお持ち帰り下さい。次回のレッスン時に答え合わせと、内容の解説を致します。他の内容の学習と並行して、このテキストを少しずつ進めていくのもいいと思います。「100の疑問」ですので、知りたい項目のみをピックアップすることももちろん可能です。

以上、「近過去・半過去」と「100の疑問」のテキストのご紹介でした。
ご興味がおありの方は、いつでもご連絡下さいね!

Circolo Massimoイタリア語教室からのお知らせ - 2020.04.29 Wed



2、3年前にイタリアで仕入れてきた「イタリア料理」に関するテキストと、つい数日前にオンラインで手に入れた「実践イタリア語」のテキストをご紹介します。
コロナがなかったら現地で仕入れるつもりでいた書籍を、こうなったらネットで買ってやるぅーっ!




- per comunicare in ogni situazione
『あらゆる場面で使える実践イタリア語』
人と会う約束をしたり、お祝いを言ったり、店で要望を伝えたり…。実践ですぐに役立つ表現や語彙がギッチリ詰まったテキストです。
全部で20課から成り、各課に覚えたい表現、練習問題、復習問題、リスニング問題があり、すぐにでも使ってみたい表現や語彙を学びながら、文法事項の復習もできます。リスニングは、出版元のALMA Edizioniが配信しているビデオが教材になっているので、イタリア語を聞きながら映像も楽しめます。
イタリア旅行の準備としてはもちろんのこと、イタリア人との自然なコミュニケーションを図る上でも、ぜひ仕上げたい1冊です。
名詞、冠詞、直接法現在・近過去・半過去など、基礎文法学習を終えた方が対象。
(ヨーロッパ言語共通参照枠 A1/A2レベル)

1課 チャオ?ブオンジョルノ?
2課 自己紹介と人の紹介
3課 バール、レストランにて
4課 何時ですか?
5課 何日ですか?何曜日ですか?
6課 美術館は遠いですか?
7課 天気はどうですか?
8課 いくつ要りますか?
9課 おめでとう!
10課 家族
などなど・・・
まずは挨拶から。

それぞれの場面に関連する語彙もいっぱい!

レッスン方法: 毎回各課のコピーをお渡しして、テーマになっている表現や文法を解説します。その後、練習問題をやり、終わらなかった場合は宿題としてご自宅でやっていただき、解答もお渡ししますので、答え合わせをしてみて下さい。疑問点は次回のレッスン時に解説します。リスニングは、レッスン時にご一緒にビデオを見て、どれくらい分かったかをチェックしましょう!
もちろん、各課に出てくる表現を使って、実際の会話練習も行います。


『料理のためのイタリア語』
イタリア料理を作ったり食べたりするのが大好きな人にはたまらない1冊です!

切る、刻む、スライスする、焼く、煮る、蒸す…といった調理用語から、パスタやチーズの種類、野菜や食品の名前、はたまたブーちゃんの部位の名称に至るまで、イタリア料理にまつわることがギッシリ詰まっています。写真やイラスト満載なので、分かりやすいことこの上ないです!
全部で12課から成り、各課は、2、3ページにわたる会話文からスタートし(リスニングに音源有り)、文法事項と調理用語に関する練習問題が続きます。知っておくと嬉しいお役立ちメモもあちこちに施されていて、読むだけで楽しいです。
課ごとに、カプレーゼやカルボナーラ、リゾットミラネーゼなどのレシピが載っていて、手順がイラスト入りで説明されているのでひと目で分かり、料理とイタリア語が同時に学べてしまいます!しかも、その調理方法は、出版元のALMA Edizioniが配信している動画もあるので、リスニングの勉強にもなります。
比較級、関係代名詞、目的語代名詞など、初級~中級の文法学習を終えた方が対象。
(ヨーロッパ言語共通参照枠 A2/B1レベル)
まずは、長文(会話中心)からスタート。

料理に関する語彙もいっぱい!

文法の練習問題もいっぱい!

ピッツァの作り方をイタリア語で説明するとこうなります、という視点で読むのも面白いですよ!

レッスン方法: まずは出だしの会話文を聴いてもらい、どのくらい分かるかにチャレンジしてもらいます。その後、スクリプトを読みながら内容を把握します。毎回テキストのコピーをお渡ししますので、練習問題は宿題としてご自宅でやっていただき、次回答え合わせを兼ねて、文法事項や表現の解説をします。各課の最後にあるレシピ動画のURLをお教えしますので、リスニング練習も兼ねて、ご自宅でお楽しみ下さい。
以上、「実践イタリア語」と「料理イタリア語」のテキストのご紹介でした。
ご興味がおありの方は、いつでもご連絡下さいね!

seminario vini 第一回ワイン講習会 - 2020.02.03 Mon
Questo blog e` sempre caraterizzato da Pakkun I, II, III e IV ormai da piu` di 20 anni
ma sospendo momentaneamente la pubblicazione delle sue foto
perche` mi rendono triste
2日前、ぱっくんが天に昇りました・・・
このブログを始めた20年前から、ブログの冒頭には代々のぱっくんの写真を欠かさず載せてきましたが、
写真を見ると今はちょっと哀しくなってしまうので
一時的に掲載をやめようと思います













Sabato scorso si e` tenuto il seminario di vini italiani organizzato da Monte Bussan, uno dei piu` antichi importatori giapponesi di prodotti alimentari italiani. E` stato un seminario esclusivamente per i miei studenti d'italiano realizzato grazie ad una mia vecchia collega di questa ditta.

Ci hanno partecipato 8 allieve, la maggior parte delle quali non si intendono dei vini, anche se li amano bere, ed e` stata la prima volta che hanno imparato come viene prodotto il vino e come lo si degusta in maniera corretta.
この前の土曜日、モンテ物産さんの全面協力の元、第一回ワイン講習会を開催することができました。
モンテ物産といえば、イタリア食材とワインの老舗輸入商社ですが、私がむかーしむかーし勤めていた時の同僚のKちゃんが、「ワイン講習会とかやったらいいんじゃないの?」と、おしゃべりの合間にひょいと言ってくれたことがきっかけで、直営アンテナショップ『CA'MONTE』の店長である桝田さんと、ソムリエの川合さんのご協力を得ることができ、Circolo Massimoイタリア語教室の生徒さん対象のイタリアワイン勉強会が実現しました!うー、夢みたい!

ご参加いただいた8名の皆さまは、もちろんイタリアワインが好きだけど、製造過程や種類、テイスティング方法などなどをちゃんと勉強したことはない方がほとんどで、初めて知ったことも多かったのではないかと思います。
Studiano con passione ascoltando quello che spiega la sommelier Kawai.
川合さんの説明に熱心に耳を傾ける皆さん。

La signora Masuda, la proprietaria del negozio-sala d'esposizione CA'MONTE.
『CA'MONTE』を最初から立ち上げた、店長の桝田さん。店内にズラ~!と並ぶワインの数々。これだけの規模、これだけの品数を取り仕切るってスゴ過ぎます!尊敬!


Grazie anche a tutti gli staff!
スタッフの皆さまもありがとうございます!

Abbiamo studiato la tipologia di vino, il percorso di produzione, la caratteristica di ogni tipo, il clima diverso delle regioni italiane, ecc, e dopodiche` e` cominciata la degustazione.
"Ha un colore giallo chiaro con un profumo di agrumi, sa leggermente di pompelmo..."
Mamma mia, quanto e` difficile esprimere l'apparenza, il colore, il profumo, il gusto del vino!


ワインの種類、基本的な製造方法、イタリアワインの特徴、イタリア各地の気候の特性などを勉強した後、いよいよテイスティングです。
「淡いクリーム色に、ほのかにグレープフルーツを思わせる柑橘系の香り、しびれる泡立ちの余韻は・・・」
嗚呼!ワインの色・香り・味わいを言葉で表現するってなんて難しいんでしょう!



Siccome e` stata la prima occasione, abbiamo scelto un tema del vino non troppo specializzato ma abbastanza generico, e la signora Masuda e la sommelier Kawada hanno scelto 6 vini, 3 bianchi e 3 rossi, tipici della ogni regione: settentrionali, centrali e meridionali.
ワイン講習会のテーマというものは、地域、種類、ブドウ品種、製造方法、メーカーなど多岐に亘るそうなんですが、今回は初回なので、あまり複雑で専門的な内容ではなく、シンプルにしようということで、イタリアを北部・中部・南部と3つに分け、それぞれの地域の代表的な白と赤をそれぞれ3本ずつ選んでいただきました。








All'inizio sembrava che facessero fatica a distinguere ed esprimere la differenza, ma man mano che li degustavano, capivano la caratteristica tipica che ha ogni vino.
最初のうちは、それぞれの違いを見分け、それを表現するのに皆さん苦心していましたが、 意識して試飲し続けるにつれて、それぞれがもつ際立った特徴が徐々に分かってきたと見えて、発言も少しずつ増えていったような気がします。

Insomma, e` stata una bellissima esperienza per tutte le partecipanti, e anche per me stessa, aver potuto acquistare almeno una parte delle conoscenze di base del vino italiano che abbiamo sempre bevuto troppo spensieratamente.

Ci piacciono cosi` tanto i vini italiani e quindi sarebbe un peccato non saperne nulla.
Detto cio`, questo corso di vino avra` luogo ancora nei prossimi mesi!

モンテ物産の皆さまのお陰で、2時間の講習会はあっという間に終了しました。参加者8名様にとっても、私自身にとっても、いつも何も考えずに呑気に飲んでるだけだった(私だけ?

せっかくイタリアワインがこんなに好きなんだから、何も知らないのはもったいないですよね。
というわけで、色々な方々のご協力を得て、このワイン講習会は今後も続きます!また告知しますので、お楽しみに~!







表参道界隈に行くことがありましたら、ぜひお立ち寄り下さい!
店内に所狭しと並んだワインから、購入したものをその場でいただくことができますよ。
そして、残ったものは持ち帰れるようにしていただけます。
店内でいただけるチーズやハムも美味しい~♬♪
くまま(06/28)
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